フロイデ

「友よ、違う。そんな音じゃない」 年末恒例、ベートーヴェンの第九にはドイツの詩人シラーの詩が使われているのだが、冒頭の一節は ベートーヴェンが歌詞を付け足している。 「友よ、違う。そんな音じゃない。も…

続きを読む »

キュッとね

マスクどうしのコミュニケーションが日常になってきた。 怒っている?困っている?顔の上半分から必死に相手の感情を読み取ろうとする。 オンラインで自分の目元を見る機会も増えた。心なしか、目で伝える技が上手…

続きを読む »

生きる

社会人3年目にしてフリーランスをなぜ続けてこられたか。運。好奇心。挑戦。努力。仲間。 要因はいろいろあるけれど、最近はこう思うのだ。 軸がしっかりしていたこと。 人生をどう生きたいか。自分が欲している…

続きを読む »

みんなの歌

閉じこもり生活中の冴えない心と頭でパラパラとSNSを見ていた。 … 涙流さない どんなに辛くても 耳に入ってきたのは、10人くらいで歌っている「みんな空の下」各々が歌った音源が重ねられた合唱動画だ。 …

続きを読む »

ふるさとの山に詠む

— 国破れて山河在り なだらかに続く低い山々。冬の茶けた葉。数年ぶりに乗った故郷の車窓から過ぎ行く景色をぼんやり眺めていたらそんな一節が頭に浮かんだ。 時を時ともせず、木々は泰然とそこに佇…

続きを読む »

空と糸と私

生まれ育った長崎では、凧揚げのことをハタ揚げと言う。 なぜだか私はハタあげが得意。ハタから糸をつたって、風を手に感じる。その瞬間、ぐっと糸を引き寄せる。風の抵抗が強くなり、ハタは一気に躍動し、空高く舞…

続きを読む »

奏(かなで)

SNSにピアノ演奏をあげるようになってから気づいたことがある。いろんなシーンで皆に聴いてもらえている。 通勤中の車で。アイロンをかけながら。仕事疲れ、ソファーの上で。週末の電車、暮れ行く景色を見ながら…

続きを読む »

手紙を書くよ

連休中、急用ついでに父がふいに東京へ来た。 東京オリンピック・マラソン選考会の余韻が残る銀座を父と二人ぶらぶら歩く。ふと、万年筆が欲しかったのを思い出し、文房具屋に寄った。春先に初めての万年筆を買った…

続きを読む »

ストリートファイター

時に人は苦難の道を自ら選び、旅に出ることも必要だ。 足りないものが分かっているときの選択肢はただ一つ。修行の旅に出よ。 ピアノの発表会を目前に、私はすさまじく緊張していた。ペダルを踏む足はガタガタ震え…

続きを読む »

ソリスト

ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」第18変奏曲 ピアノのレッスンで半年ほど取り組んでいる曲。本来はオーケストラと一緒に奏でる協奏曲だけど、ピアノソロ版で弾いている。 この前、レッスンで先生に…

続きを読む »

アーカイブ

2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
TOP