ふるさとの山に詠む

— 国破れて山河在り

なだらかに続く低い山々。冬の茶けた葉。
数年ぶりに乗った故郷の車窓から
過ぎ行く景色をぼんやり眺めていたら
そんな一節が頭に浮かんだ。

時を時ともせず、木々は泰然とそこに佇んでいる。
とたんに、自分のこれまでの日々がせわしないものに思えた。

季節がまた巡る。
この先きっとまた思わぬ岐路に出くわすだろう。
そんな予感がした。

馬場 舞子

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