スポーツ界は「データ全盛期」だ。
メジャーリーグの極端な守備体系はその象徴だし
近年、投手の球速アップは凄まじく、ボールの回転数の分析という
今までにない数値は技術の進化に大きな影響を与えている。
しかし、この「データ」の導入と活用に日本のスポーツ側の反応は、まちまち。
未だ経験と感性を優先する現場が多く、科学の価値を現場に上手く伝える
「通訳」も足りてないし、「ただ測定しておしまい」のケースも多い。
他方、ビジネス界でも「人事システムを導入したけど、運用がうまくいってません。」
の声はよく聞かれる。データを活用しヒトの力を最大化する「科学的人事」
の実現にも壁は多い。
ダルビッシュがSNSで、データ活用の面白さを惜しげもなく発信し
急激に選手間でも関心が拡まったように
「影響力ある人物が、科学の成果を目に見える形でシェアすること」は
何かヒントになりそうだ。
増田元長