言うことをまるで聞かなかった私が、唯一守っている母の教え 「朝、これから仕事に出かける人を不機嫌にさせたらだめとよ。たとえ自分が相手にどんなに怒っとってもね」 まあなんというか、“いかに臨…
なぜだか時々思い出す、姉との記憶。 お互いに小学生くらいだったろうか。庭の草木に激しく雨粒が打ち当たる、そんな大雨の日。 雨雲で薄暗くなった室内、庭に面した窓際に姉と二人頭を並べて寝そべり、雷観察をし…
先月、帰省した時のこと。不思議なことに叔父と叔母からそれぞれ本をもらった。 叔父は、間違って同じ本を2冊買ってしまったから、と。叔母は、可愛い本があるとつい買っちゃって、と。 まるで小さい子どもにあげ…
子どもみたいに大きな声で友だちと笑い合っていたら 悲壮感漂うくらいに溜まった疲れがいつの間にか消え、なんならすごく元気が出てきた。 あんなに疲れていたけど、無理にでもお出かけしてよかったな。一日ケラケ…
ピアノ仲間が海外に2,3年行ってしまうというので「お別れ前に何か聴かせてよ」とお願いしたら彼女はaquaを弾き始めた。坂本龍一さんの曲だ。 静かにたゆたう旋律にこれまで二人で過ごしてきた練習の日々が思…
「人生って短すぎます。少し賢くなったと思ったら、もう年取っているんだから」 私の好きなピアニスト、フジ子・ヘミングさんの言葉だ。 いやー、もうほんと、共感。 少し賢くなったと思ったら、また上手く行かな…
国道15号線、最近よく歩く道すがらにガソリンスタンドがある。 何気なく歩いていてパッと目に飛び込んできたのは、花壇のスイカ。手入れされているようで野ざらしにも見えるようなとにかく無骨な花壇に、ぽつんと…
告別の場で奏でられたその音楽は とても甘美で、「ありがとう。大好きだよ」という気持ちが聴こえてくるようで、とても特別な響きがした。 甥っ子が奏でるヴァイオリン。エルガー作曲「愛の挨拶」 明るいニ長調が…
新しいことを始めたくなる春ですね。 仲間に誘われ、今年は「2台ピアノ」にチャレンジすることにしました。1人1台ずつ使って一緒に演奏する2台ピアノ。 曲は ピアノ弾きなら一度は弾いてみたくなるモーツァル…
「あ!あった!」 全国的に大雪が降ってから1週間経っただろうか雪解け後の枯草の間にひょっこり顔を出したは、ふきのとう。 手の平にごろんと乗っかるそれはお店で見かけるよりも 3倍は大きくお店で見かけるよ…