想い出の味

4月の1ヵ月間、新社会人、新任管理職・リーダーの方々にお会いすることが多かった。

と同時に、旅(出張)の多い1ヵ月でもあった。

大阪への旅が多かったが、九州へ旅する機会が2度(2週続けて)あった。

 

九州は、私自身が社会人人生をスタートした土地であり、

社会人として育てていただけた場所でもある。

九州への旅は、私の心を感謝の気持ちと懐かしさでいっぱいにしてくれる。

 

九州への旅の際、必ずと言っていいほどいただく“想い出の味”がある。

何かと言うと、想夫恋(ソウフレン)の焼きそば。

九州ではよく目にするが、九州以外で目にすることは、私の経験上、まだない。

 

社会人になって初めての仕事は営業。大分県の北半分を担当することになった。

通常のランチタイムはお客様と面会できる絶好の時間帯であったので、

自分自身がお昼をとるのは14時~15時くらいからであった。

ランチタイムが終わると多くのお店が準備中になるなか、

想夫恋はいつも営業中。なので、かなりの頻度でお世話になっていた。

夏の暑い日も冬の寒い日も。

仕事で嬉しいことがあった時や失敗して落ち込んだ時も。

いつも変わらぬ味で私の空腹と心を満たしてくれた。

 

今回の九州の旅では、2回とも想夫恋の焼きそばにお世話になった。

うち1回は、テイクアウトして帰りの新幹線にて。

今回も変わらぬ味で空腹と心を満たしてくれた。

 

迫川 史康

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