長い旅路の果てに

ここ数か月、出張の機会がかなり増えてきた
と共に、駅や空港を歩いていて見かけることもかなり多くなった
何かというと、キャリーバッグの壊れたキャスター(車輪の部分)
破損した一部分だったり、たまに一つ丸ごとだったり

世界各国、日本各地からオーナーとバッグと共に
ワクワクしながらやってきたんだと思う
ただ、久しぶりの長い旅路とたくさんの荷物やお土産に
ついていけなくなったのかもしれない

特に大きいのを見かけると
「オーナーとバッグのその後の旅路はスムーズだったのだろうか?」
「きっと重要な役割を担っていたはずなのに…」と思う時がある

そして、本人へは「お疲れさまでした」
清掃される方々へは「ありがとうございます」
と言いたくなる

迫川 史康

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