娘がピアノを習い始め、初めての発表会
先生の計らいで、娘と連弾で私も参加することに（うまくやられました）
「娘さんが一緒に弾いてくれるのなんて、今だけですよ」と
４０年ぶりの発表会に向け練習が始まった
元々大したレベルでなかったが、びっくりするほど指が動かない、楽譜が読めない
娘の前で恥ずかしくない演奏を！と意気込み、黙々と課題曲を練習した
発表会当日
ここ１０年程感じていない、強烈な緊張感が襲ってくる
手は汗ばみ、お腹のあたりがキュッとなる
演奏がスタートし、順調に滑り出したと思った中盤、急に次に弾く音符がとんだ
頭は真っ白になり、右手が止まる
・・・と思いきや、左手だけはしっかりベースを奏で、立て直し後半～フィナーレへ
練習で何度も反復した流れと指の動きを、体が覚えていてくれたのだ
先日、お仕事をご一緒させて頂いた人事担当の方が言っていた
「努力は自分を裏切らない、自分を裏切るのは自分だけ」
改めて、愚直に努力を積み重ねる大切さを痛感した、舞台の上の３分間だった
帰りの車、娘から「手が震えてたね！」と
それは内緒でお願いします・・・
安川 光