久しぶりに生徒さんができた。
ピアノを教えるのはコロナ禍以来のこと。
過去に教えたことがあるのはほんの数人なのだが
看板のない馬場ピアノ教室(笑)に縁あって来てくれる生徒さんの共通項は
「この曲を弾きたい!」という思いがずば抜けていること。
“曲に対する情景のイメージ”、“どんな音でその音を鳴らしたいか”
とにかく並々ならぬ想いを感じるのだ。
音大を出ていない自分が教えるのはなんだか申し訳ない気持ちになるのだけど
せっかく声をかけてくれたのだから精一杯応えたい。
とはいえ大人になってからのピアノは手強い。
「思うように指が動かない」、「頭ではわかるのにリズムが刻めない」
そんなもどかしい壁にぶつかることも多々。
だけどそんな中でもハッとするほど美しい音が鳴る瞬間がある。
技術の壁を、想いがひらりと飛び越える奇跡のような瞬間だ。
美しいものは、スキルが全て揃っていなくても生み出せる。
次のレッスンではどんなもどかしさに遭遇して、どんな美しい音色に巡り逢えるだろう。
今からワクワクしています。
馬場 舞子
