先月、帰省した時のこと。
不思議なことに叔父と叔母からそれぞれ本をもらった。
叔父は、間違って同じ本を2冊買ってしまったから、と。
叔母は、可愛い本があるとつい買っちゃって、と。
まるで小さい子どもにあげるみたいに、二人がニコニコして本を出してきたのだ。
実はここ何年も本から遠ざかっていたのだが(だって小さい字が見えない)
何かの縁かな?と思い、頁を繰ってみた。
久しぶりの本の世界。紡がれる言葉にハッとしたり、美しい挿絵にときめいた。
せっかくなので目に留まった一節を残しておこう。
たくさんよく笑い、
知性のある人たちから尊敬され、
子どもたちから愛される。
誠意ある批評家から評価され、
偽の友人の裏切りに耐え、
美しいものを慈しむ。
他人の一番良い所を見つけ、
たとえば健やかな子どもを育てたり、
花だんを作ったり、
社会の問題を解決することで、
世界を少しだけ良いものにする。
自分がいることによって、
たったひとつの命でも、ほっと息をつけたことを知る。
これが、成功ということです。
~ラルフ・ワルド・エマソン
ありがとう、叔父さん叔母さん
馬場 舞子