歳を重ねたせいか、最近の旅は温泉と寺社仏閣巡りがお決まりのコース
特別に信心深いわけでもなく、どちらかというと、寺社仏閣の建築に惹かれている
先日、ドライブがてら笠森観音(千葉県市原市)を訪れた
ここは、キャリアスタートしたころの営業テリトリー
事務所のメンバーと仕事始めのお参りで訪れて以来20年以上再訪することがなかった場所
当時はただお参りをしたのみ、特に印象に残っていたこともなかったが
時が経つと感性のアンテナが立つ方向が変わる
この笠森観音、一見すると 京都 清水寺と似ている
決定的に違うのは、岩山の上の本堂を四方の柱で支えた日本で唯一の構造であること
このような場所に観音様を据え、ご本尊を守るための工夫とアイデアが詰まった設計
990年後の現代に残る観音堂を建立した先達の技に驚かされる
幸いなことに、日本には歴史を感じられる建築がまだ多く現存する
今年も次世代に継ぐ爪痕を残した先達に感服する旅に出よう