先日、家族で札幌を訪れた
この冬は拍子抜けするほど暖かいらしく、極寒を想定していた一行も少しがっかり…
が、それならば!と 札幌を根城に、豊平峡温泉・余市・小樽・旭川・大倉山と
4日間の旅程を急がずも欲張りに過ごした
もちろん、海鮮、ジンギスカン、ラーメン、スープカレー…そして地のお酒と北の食文化にも舌鼓を打ち
思い起こせば、我ながら無駄のない、かつ、豊かな旅だったと思っている
この旅のKeywordは『 おなじ “ とき ” を感じる 』
この春、長男は新社会人としてビジネスの世界へ、次男は外大生として留学へ、と新たな一歩を踏み出す
今後 『 じゃ、みんなで旅行にでも行くか!』 なんて簡単に言いだせるべくもないことは想像に難くない
もしかしたら、4人で時計を合わせて旅行する機会すら最後になるのかもしれない…
家内とともにそんな想いをこころの片隅に追いやりながら
よく歩き、よく食べ、よく飲んで、よく話した
楽しかったことはもちろん、それ以上に、どんな価値にもかえ難い、贅沢な “ とき ” を感じながら過ごした
その余韻がいつまでも残っている…
札幌を出立する直前に訪れた大倉山のジャンプ台を上から覗き込む二人の息子の背中を見ながら、
ともに大きく飛躍してほしいと心の底から願った
小田 正信