みんな空の下

時折微笑みながらひとり編み物をする女性。
ぶっきらぼうな言葉遣いの中にも、互いを思いやる年老いた兄妹。
日曜夜の上り電車は、人もまばらで寂しいけど、どこかやさしい時間が流れていた。

みんないろんな事情を抱えながら、誰かのことを想って強く生きている。
駅を降りた僕は、真冬の夜空を見上げて大好きな人のことを想った。
この空は遠いあの街にもつながっているんだ。

今年もたくさんの人と温かい愛に包まれた素敵な時間を共有していきたい。

増田元長

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