職業柄、リーダーシップの研究には余念がないつもりでいるが、
この人本当にすごいな!と感じさせるリーダーにはそう簡単に出会えるものではない。
一見著名なリーダーでも、実は社員からは・・・、というのはよくある話。
そんな中、以前から私が本物のリーダーを感じているひとりが、タカミナこと高橋みなみである。
秋元康氏をして「AKB48とは高橋みなみのことである」と言わしめ現在はAKB総監督までも務める
彼女への周囲からの信頼は絶大である。
ここ数年、幾多の困難にぶつかり、若手も台頭してくる中、数少ない1期生というベテランメンバー
として総選挙を戦う彼女だが、毎年、グループ全体の視点から語り掛ける開票後のスピーチから、
彼女の信念、視座の高さ、目標達成に向けて絶対に諦めない強い姿勢を感じずにはいられない。
高橋みなみが常々発信するメッセージは「努力は必ず報われる、私が証明してみせる」
一見、大人になった私たちにはくすぐったい言葉にも聞こえるが、
いくつになっても努力をすることを忘れた瞬間におしまいだという自分への戒めにもなっている。
実は以前、幸運にも彼女とお仕事でご一緒させていただく機会があった。
正直、その頃はAKBのことをよく知らなかったが、他のメンバーもいる中で、
ひとり、醸し出す雰囲気と立振る舞いに明らかな違いを感じ、それ以来注目してきた。
グループトータル250名近いメンバーをトラメガをひとつでまとめあげる
偉大なるプレイングマネージャー高橋みなみ23才。
いつの日か「私の履歴書」に、いやまずは「情熱大陸」あたりからどうだろう。
きっと我々ビジネスマンに、グダグダへこたれてる暇なんてないんだ!と
強く思わせてくれるに違いない。
増田元長