職場で、部外の後輩が、私の仕事を覗き込んできたときのこと。
「新しいことに取り組んでいて多忙だ」と 伝えると 彼は無邪気に
「いいなぁ~」
と言っていた。
私は結構忙しくしていても「楽しそうですね」と言われることが多い。
そういう顔なんだろう。
そのたびに
「そういう顔してるだけですよ(笑)」
と伝えてきたので、今回もそう話すと彼は
「知ってますよ!僕が「いいなぁ~」と言ったのはそこです。
今、「楽しそうだなあ~」と感じました。先輩を見ているといつもそう感じます。
そういうふうに周りに感じさせているところが「いいな」「そうなりたいな」と思ったんです。
いつも前を走っていてくれてありがとうございます。
驚かされ、とても嬉しかったが、「完敗だ・・・」と思った。
私は彼に自分の多忙さを伝えた(それすら格好悪いが)だけだが
それ以前に彼は素敵なフィルターで、なんてこと無い情報を
「自分への励まし」に変えてしまっていた。
何もしていない私のことを、感謝の気持ちさえも添えながら、褒めてくれた。
明るく振る舞うことで、周囲にいい影響を与えよう
励ませるような行動をしていこうと心に誓ってはいるが、その前に
「自分自身を励ますフィルターもメンテナンスしておかなきゃな・・・」
そう、かわいい後輩に感じさせてもらった。
江尻慎太郎