どうしてここに来るのが初めてなんだろう。
夕陽に染まる西の空と、色を失う稜線の境が重なっていく。
ぼんやりと眺めているうちに、長い時間が経っていた。
圧倒的な存在感と空気が、今なお強く残っている。
いつもと同じ時間。
いつもと同じ夕方。
場所だけが違う。
適度な疲労と興奮のなか目を閉じると、
静けさと明るさに包まれた朝を迎えた。
岩井 智広
どうしてここに来るのが初めてなんだろう。
夕陽に染まる西の空と、色を失う稜線の境が重なっていく。
ぼんやりと眺めているうちに、長い時間が経っていた。
圧倒的な存在感と空気が、今なお強く残っている。
いつもと同じ時間。
いつもと同じ夕方。
場所だけが違う。
適度な疲労と興奮のなか目を閉じると、
静けさと明るさに包まれた朝を迎えた。
岩井 智広