音だけで聞いていた曲を映像と共に聞いた。
聞いたというより、聴いて、見て、感じて
その曲の世界に吸い込まれ、心を奪われた。
ニューアルバムの中には17曲が収録されているなか、
その曲は3度くらい聞いただけ。
そんなにお気に入りというわけでもなく、あまり聞いていない曲であった。
メロディと同時に映像が流れ、歌詞が加わる。悲しみ、怒り、やすらぎ。
曲と映像のリズムとテンポ、ヴォーカリストの声、表情が一体化し、
いつの間にかその曲に心を奪われた。
そして、歌詞に直接その問いがあるわけではないが、心に問いかけてくる。
「このままでいいのかい?」
「何かやるべきことがあるんじゃないのかい?」
などなど。
ほんの一部かもしれないが、この曲に込められた
ソングライターからのメッセージを受け取った気がした。
言葉、音、映像、その場の雰囲気が一体化した時の力はすごい!
これが心に響くということなのか。
改めて、ライブのすごさと大切さを教えてくれた時間だった。
旅するソングライター・浜田省吾さんに御礼を言いたい
「声(メッセージ)は届いていますよ!」と。
迫川 史康