赤いヘルメットの奥の瞳に

9月10日、25年ぶりに栄光の旗が立った。
長い低迷期を経験したからこそ発揮できる
球団、首脳陣、選手、裏方、ファン、街が一体になった
チームの力を感じた優勝だった。
広島の高校時代の友人達とその瞬間を共有できたのも嬉しかった。

今シーズンはユニホームを泥だらけにして躍動する選手が目立った。
ヒーローインタビューを受ける選手のユニホームは
土にまみれていることが多かったように思う。

そして、勝利の約半分が逆転勝ちという驚異の粘り。
終盤の劣勢時、打席に立つ赤いヘルメットの奥の瞳は
誰一人あきらめていなかったし、
応援している者までを「何かやってくれそう」な気にさせてくれた。

逆境でもあきらめない姿勢を見せ、全力を尽くすこと。
その姿を見てメンバー同士が刺激を受け、チーム全体が活性化する。
成果を出す強いチームが持つ条件である。

迫川 史康

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