録画したアメリカの連続ドラマ「LOST(ロスト)」を観ることが、
昨年秋からの週末恒例行事のひとつだった。
先週末、最終話を観て、長かったストーリーが終わってしまった。
LOSTは全部で6シーズンあり、1シーズンが約20話(1話は約1時間)。
どんなドラマか、ざっくり言うと、こんな(下記)感じだろうか。
旅客機が南の島に墜落するが、救助は来ず、
約50名の生存者たちはその島で暮らしながら、その島からの脱出を試みる。
しかし、その島は謎だらけの島であった。。。
それぞれの生存者の複雑な過去の人生を振り返り、
過去と現在を行ったり来たりしながら、ゆっくりとストーリーが展開していく。
はじめてLOST(シーズン1の第1話)に出会ったのは、
明確に覚えてはいないが、約10年くらい前のテレビ放送だった。
この手のドラマは、1度見てしまうと、次を見ずにはいられなくなってしまう。
はまってしまい、週1回1話のテレビ放送を録画して観ていた。
しかし、シーズン4の後、テレビ放送がなくなってしまった。(逃したのかもしれない)
しばらく待っても放送がないので、DVDを借りようかと考えたが、
忙しいし、ストーリー展開のテンポもスローなので「LOST」と別れることを決めた。(4~5年前)
ところが、昨年の秋頃からテレビ放送にてシーズン5がスタートした。
もう会うのは止めようと思ったが、また、はまってしまった。
久しぶりの再会だったが、観ているうちに、
それまでのストーリーはなんとなく蘇ってきた。
その後、シーズン6(ファイナルシーズン)もスタート。
今週末、無事、全121話を観終えた。約10年かけて。
10年越しの結末は、「う~ん、なんとも言えない。。。」という印象で、
「いったいどんなメッセージが込められていたのだろうか?」
と考えさせられてしまった。実は今でも考えている。
と同時に、つきあいも長かったので
「もう、会えないんだ。。。」といったなんだか寂しい気持ちもある。
もしかしたら、
失った時(LOSTした時)にこんな余韻にひたらせるのが狙いだったのかもしれない。
もう放送はないけど、ドラマの意味を考える“ LOST ”な週末をもう少しだけ楽しみたい。
迫川 史康