秋という名のもとに

今年の夏は短かった。

例年よりも早く秋を迎えている気がする。

秋と言えば…

食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、いろんな秋がある。

 

先日、親交の深い「読書の達人」が小説をプレゼントしてくれた。

普段はビジネス書を読むことの方が多いが、

気分転換も兼ね、久しぶりに小説を読んでみた。

『悪果』(黒川博行著)という警察小説で、

大阪の街を舞台に警察捜査の実態がリアルにテンポよく描かれている。

 

移動中の新幹線や機内でゆっくり読もうと思っていた。

ところが、読み始めると止まらなくなってしまい、

約600ページの文庫本を一気に(二晩で)読んでしまった。

ストーリーの詳細はここでは割愛するが、

印象に残ったのはフィクションとは思えないほどの“リアルさ”だ。

このリアルさの裏には、かなりの量と高い質の“取材”があるとも感じた。

 

人財育成にも本人や上司、同僚などの関係者への取材が基本だ。

取材することの大切さを改めて気づかせてくれた一冊にもなった。

 

達人に御礼のメールを送った。

他にお薦めの小説はないかと聞くと、新たなお薦め本を紹介してくれた。

読書の達人はいつもシブい本を紹介してくれる。

今年の秋は「読書の秋」になりそうだ。

 

迫川史康

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